郡上の森を味わう一日|EAT&MEET FOREST 食べる森<伝説や信仰を巡る自転車旅>

郡上の自然・文化・食を一体で体感するガストロノミーツーリズム「食べる森」

森を巡り、その土地に息づく暮らしや信仰、そして食の背景までを味わうことで、郡上という土地の本質に触れていく、奥行きのある体験です。
本記事では、その中でも比較的気軽に参加できるサイクリングツアーをご紹介。初めての方でも取り入れやすく、郡上の魅力を凝縮して体感できるプログラムです。

森の体験を、一緒につくる

「食べる森」の魅力は、森での体験を一緒につくり上げていくこと。
朝霧の中でのヨガ、山菜を摘みながらの散策、円空ゆかりの地での木彫体験、星空の下で味わう地酒、そして200年以上にわたり森を守り続けてきた林業の営みに触れる時間――その日の空気や季節、そしてあなたの興味に寄り添いながら、森での過ごし方をともに描いていきます。
どんな体験になるかは、事前の対話の中から少しずつかたちづくられていきます。過ごしたい時間や惹かれることを伺いながら、一日の流れを丁寧に紡いでいきます。何を体験するかを考えるその時間さえも、すでに旅の一部。期待がふくらんでいくプロセスごと、この体験の醍醐味です。森に入る前から、物語は静かに始まっています。

日本文化の源流を辿るサイクリング旅

舞台は、200年以上の歴史を持つ森林遺産「粥川の森」。観光地の喧騒から離れた静けさの中、自転車でゆっくりと森へ入っていきます。木々の間を抜ける風、土の匂い、わずかに変わる空気の温度。五感がひらかれていくにつれて、日常の時間が少しずつ遠ざかっていきます。“郡上の森を味わう”旅は、この静かな移動の時間からすでに始まっています。

ROUTE A ― 伝説と信仰を辿り、山の奥へ

ゆるやかな登りから始まり、次第に山の深部へと入っていく総距離4.8kmのルート。ペダルを踏み進めるごとに、景色は少しずつ人の気配を離れていきます。やがて辿り着くのは、海底が隆起してできたカルスト地形の山。足を止めると、この地に残る「瓢ヶ岳の鬼退治伝説」や「高賀山信仰」の物語が、静かに重なってきます。
森の中には、かつて木地師たちが暮らしていた痕跡も。人が自然と向き合いながら生きてきた時間の積層を感じさせます。登りきった先で広がるのは、幾重にも連なる山の稜線。遠くへと続いていくその風景は、ただ眺めるだけで心がほどけていくような静けさに満ちています。

ROUTE B ― 円空の原風景を辿る、静かな時間

星宮神社から、自転車はゆるやかな下り坂へ。総距離3.7kmのルート。風を受けながら進む道の先には、里山の穏やかな風景が広がっていきます。
この地で生まれた僧・円空。人々の安らぎを願い、日本各地を歩き続けながら、出会った木々に仏の姿を見出し、数多くの仏像を彫り続けました。その造形は、整いすぎず、どこか揺らぎを残しながらも、見る者の心にまっすぐ触れてきます。森に囲まれたこの土地で育った感性が、そのまま形になったような存在です。
自転車を降り、風の音に耳を澄ませると、円空が見ていた景色とどこか重なっていく。このルートは、そんな静かな時間を味わうための旅でもあります。
道中では、森を守り続けてきた古川林業の営みにも触れます。この森は、ただ残されてきたのではなく、手入れを重ね、次の世代へと受け渡すために育てられてきたもの。木を伐り、植え、また育てる。その繰り返しの中で、100年先の森の姿を思い描きながら、静かに手が入れられてきました。自然と向き合いながら、その変化を受け入れ、ともに時間を重ねていく営み。目の前に広がる風景は、そうした積み重ねの中で形づくられています。この場所に立つと、今見えている景色の奥に、これまで守られてきた時間と、これから続いていく未来の気配が、静かに重なって感じられます。

郡上の文化を“食べる”ガストロノミー体験

旅の締めくくりは、森と水に育まれた食。
その土地で育ち、その土地で味わう――
“食べる森”という名の通り、食を通して郡上の文化を深く体感するひとときです。
料理の内容は、その日の旬や天候、そしてお客様のご要望に合わせて。
同じものは二つとない、その日だけの特別な体験をご用意します。

ご予約・お問い合わせ|あなただけの森の一日を

本プランは、お客様とともに設計するオーダーメイドの体験ツアーです。準備の時間から含めて、一つの体験として丁寧にご案内いたします。費用は、ご希望の内容や体験時間に応じて変動いたします。ご予算やご滞在に合わせた最適なプランをご提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

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